泥沼記

マッドマックス 怒りのデスロード(2015)

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遂にプライムに追加された怒りのデスロード!

もはや説明不要の傑作。最高に好きな作品。

 

映像、音楽の両面から圧倒的な情報量で畳み掛けられ、それでいてとっ散らかっていない、見ていて混乱しない絶妙なバランス。

傑作でありながらB級的な楽しさもしっかり盛り込まれている。

映画好きは勿論、映画に興味が無い人でも確実に楽しめる作品。映像ドラッグと評されるほど娯楽として最高なのに、感動も得られる。

 

 

以下ネタバレあり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

公開当時は特に映画好きということもなく、年に数本、気が向いたら見る程度で、マッド・マックスはサンダードームどころか1も2も見たことがなかった。(今となってはサンダードームもニヤニヤできて好きだけれども)

ツイッターでたまたまフォローしていた映画好きの方が大絶賛していて、改造車のビジュアルが強烈なことからも興味が湧いていた。

 

実家の引越し作業に駆り出されてほぼ徹夜明けの体力エンプティ状態で何故か見に行ったことが仇となり、前半は正直テンションについて行けずそれほど楽しめなかったことを覚えている。

 

しかし後半。フュリオサの砂漠での号泣シーンに心を打たれ、一旦クールダウンした後のクライマックス。

とんでもない情報量を目、耳、頭にブチ込まれて口を閉めていても顎が外れそうなほどスクリーンにのめり込み、夢中で見ていて気がついたらエンドロール。

本作の虜になってしまい、マッドマックス1・2を借りて帰った。

 

その後、2回目。初回では楽しみきれなかった前半も徹夜明けでなければ最高に楽しめた。

そして当然のように3回目を経て、4回目はアカデミー賞後(本作は編集賞など6部門受賞)の再上映を見に行き、そのどれもが最高に楽しめた。もっと見に行きたかったくらい。

 

 

そして今回。プライムに追加された喜びはあるものの、正直話の流れは流石に覚えきっているので見たさ半分くらいで視聴を始めた。

…なんというか、お酒のように映画にも熟成があるのだなぁ。興奮もさることながら、色んなシーンを涙ぐみながら見ていた。それだけ登場キャラに愛着が湧いているんだと思う。

 

特にフュリオサは、砂漠での絶望・号泣シーンが脳裏に浮かび、ひた向きに頑張る姿を見ているだけでウルっとくる。号泣シーンでは過去最高に泣いた。

そしてラストのトム・ハーディの唸り声(マイネ-ムイズマックス…ン-…)は過去最高に笑えた。

 

 

ともあれトム・ハーディのカッコよさとシャーリーズ・セロンの美人さを再確認。

ジョージ・ミラー監督の新作、贅沢言うとマッドマックスの続編に大いに期待しております。

 

思い返すと、幼い頃何故か家にあった「ベイブ/都会へ行く」を何度も見ていたなぁ。ベイブも後半の畳み掛けが楽しかった。

デスロードを1回目見た後監督の過去作品を調べていて驚いた記憶がある。

 

 

小ネタ。

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スプレンディドはなんとあのステイサムのパートナー!