泥沼記

Cyberpunk 2077をようやく始めた

※スクショあり
Cyberpunk 2077(PC版)をとうとう遊びはじめた。本当は発売日にプレイしたくてたまらなかったけど1週間以上出遅れてしまった…。

町並みの魅力

ブレードランナー』で見たようなゴチャゴチャした近未来都市が舞台のオープンワールドという強すぎる魅力。昔から『クーロンズゲート』や『スリーピングドッグス』のようなネオン輝く猥雑な町が登場するゲームは大好物だったけど、まさかAAA級タイトルで楽しめる日が来ようとは…。ネオンの輝きはレイトレーシングとの相性が抜群で、次世代ゲームっぽさも感じられる。
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ローチよろしく車を呼び出すこともできるのだが、そんなお膳立てがあっても車に乗りたくならない。乗り物のあるオープンワールドゲームで序盤からこんな風に思うのは初めてかもしれない。もうずっと徒歩でいいくらい最高の町並み。


サブクエの魅力

お散歩でナイトシティの外観を心ゆくまで楽しんだ後は作りこまれた豊富なサブクエストでナイトシティの内面を楽しむ。
サブクエストには大きく分けて三種類。

  • メインキャラと絡むストーリー性の濃い準メインクエスト。
  • 準メインほどではないもののしっかり会話イベント・分岐のあるサブクエスト。クリアするとメインクエストの選択肢が増えるものまである。
  • The Witcher 3のハテナマークのような、ストーリー性を読み物で補完する簡素なクエスト。

特に真ん中のタイプのクエストはそこそこ作りこまれているのにとんでもない数があり、今作の狂ったボリュームに驚かされる。これらのサブクエストが世界観をどんどん深めていき、抜け出せないほどハマっていく…。


ゲームシステム

パークやインプラントの組み合わせで多種多様なビルドを組むことができる上、装備品のハクスラ要素や銃のアタッチメントまである。チュートリアルではハッキングや読み物を含めて幅広く底知れないゲーム要素を見せつけられるので食傷気味になるかもしれないが、難易度を上げなければ適当に自分の好きな要素をつまみ食いしながら遊べるはず。逆に高難易度では見下ろし型RPGのような奥深さを感じられそうで今から二周目が楽しみになってくる。
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RPGということで敵は少し固いけど、Borderlandsくらいの固さなのでFPSとしても丁度いいバランスになっている。流石にBorderlandsほど多彩で個性的な銃で戦う楽しみはないものの、武器を弾薬数や気分で切り替えながら戦うので遊び心地は似ていると思う。ステルスプレイも中々本格的で、死体を隠す、監視カメラから逃れる、ハッキングで陽動する、更には銃にサイレンサーを付けることまでできる。


まとめ

CS版では返金騒動にまで発展しているしPC版でも動作の不安定さ・バグの多さで賛否両論巻き起こっているが、『AKIRA』や『攻殻機動隊』が好きなオタクなら好みにぶっ刺さる最高のゲームなのは間違いない。反面、サイバーパンクというジャンルにハマれない人やゲームシステムに煩雑さを感じる人にとっては期待外れなゲームとなってしまうかもしれない。The Witcher 3と同じく探索可能な場所は全てマップ上に表記されているので、『The Elder Scrolls』や『Fallout』のように自力であれこれ見つける楽しみが薄い点にも注意が必要だ。(とはいえ、探索要素は高密度に配置されているのでマップをきっちり見ずにブラブラするという遊び方も可能ではある)



にしても、ネオンのビビッドな光とバスの効いたBGMで目と耳を容赦無く痛めつけている気がする…。でも、刺激的な方がナイトシティにどっぷり浸っている気がしてHDRオンで大音量プレイするのはやめられない。インプラント化してぇ…。