泥沼記

潜入者(2016)

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ブレイキングバッドのブライアン・クランストン主演。メデジンカルテルを麻薬ではなくカネから追い詰めたロバート・メイザー捜査官の実話に基づく物語。

 

カルテルの信用を得るにはビジネスパートナーとしてだけではなく友人として彼らと接する必要があるが、たった一言の失言で家族もろとも殺されかねない。そんな緊迫した状況でのカルテル関係者たちとの友人関係・会話がメインに描かれており、何とも言えない緊張感が見ている側にも伝わってくる、見ていて肩がこるほどの良い出来。

 

自分の中ではブレイキングバッドの強烈なキャラがまだ拭い去られてはいないが、とはいえブライアン・クランストンの演技は流石。

「シェフ」のジョン・レグイザモは今作でも主人公の相棒。

「プリーチャー」のキャシディ役ジョセフ・ギルガンが見られたのは嬉しいサプライズ。そこそこ出番もあったし。

 

 

傑作とまではいかないが面白い作品だった。

嬉しいのがバリー・シールについても少しだけ劇中で触れられること。前座代わりに見ておいて正解だった。両作品に興味がある方は時系列的にもバリー・シールから見ておくことをおすすめする。