泥沼記

ディビジョン

ネタバレを少し含むので注意。

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1月のフリープレイだったディビジョンをクリア。

発売前にオープンベータはやってみたけど、なんとなく合わなかったゲーム。今回もPSプラスチャレンジだけやってアンインストールするつもりだったが、せっかくなのでストーリーだけでもクリアしようかと思い、続けることに。

 

クリアまでにかかった時間は40時間ほど。思いの外長く楽しめた。

個人的に今作最大の魅力だと思うのは廃墟と化しつつあるニューヨークの景色。他のポストアポカリプスゲームとは違って文明崩壊の初期段階なので、道がゴミ袋で埋め尽くされていたり、地下にその場凌ぎの死体置き場があったりするのが新鮮な光景だった。

 

登場武器が全て実銃でカスタマイズ可能なのも魅力。ベータで乗り気にならなかったのは当時実銃にそれほど興味がなかったからというのもある…。

 

野良マッチもできるcoopプレイがウリの本作だが、のんびり探索したかったので最後までソロで遊んでしまった。

ソロ用に難易度が自動調節されるので、サイドミッションもこなしてしっかりレベルを上げていけば問題なかったが、カバーからチクチク撃ちつつ強敵には引き撃ちばかりで味気なかったので意地を張らずに野良とcoopしていた方が楽しめただろうなと少し後悔。アイテム管理もcoop中にこなしやすいように工夫されていたし探索もあっさりしていた。

 

coopメインのゲームな為、ストーリーはあっさりしていて、可もなく不可もなくといった感じ。もう少し盛り上げが欲しかった。特に盛り上げるだけ盛り上げてアーロン・キーナーとの対決が無かったのが残念…。

反面、後半のカットシーンでエージェントの活躍が認められていく演出は良かった。

各ボスキャラのバックグラウンドは、収集要素である音声データなどで一応紹介されるのだが盛り上がりが弱い。撃破後に入手できる映像データも戦う前に見られればもう少しテンションが上がったかもしれない。もう少し大げさなキャラ付けがあればとは思うが、この辺はよく言えばリアル志向なので人によっては満足できそう。

 

あとはアビリティが少なく、地味めなので戦闘が単調なのが痛いところ。先述のボスキャラの地味さも相まってやはり盛り上がりに欠ける。ネームドの強敵や最終ミッションをアビリティを駆使して突破したときは楽しかったが、普段の戦闘では楽しさよりも敵キャラの理不尽な動きへのイライラが勝っていた。敵がカバーから身を出す瞬間から攻撃してきたり、ワープして真横から襲われたり。

 

 

発売当初に比べるとアップデートでかなり改善してくれていたようなので、不満点もディビジョン2では改善されていると思う。

とはいえ、やっぱりソロでは楽しみきれないゲームなので2の購入は見送りかなぁ…。数少ないフレンドは誰も興味なさそうだし…。