泥沼記

アベンジャーズ/エンドゲーム

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エンドゲーム、見てきました。

これ一本で傑作!というわけではないんだけど、この作品を含めて11年間22作品にも及ぶMCUの分厚い歴史から来る感動は他では味わえない。感覚としては洋ドラの一話一話を全て映画で作っているレベル。

シリーズファンは勿論だが、初期のMCU作品は見てたけど途中から離脱したような人にこそオススメしたい作品。

 

 

エンドゲームを見るにあたって過去作はなるべく全て見ておいた方が楽しめるけど、最低限見ておきたいのは

 

アイアンマン

アイアンマン2

マイティ・ソー

キャプテンアメリカ ファーストアベンジャーズ

アベンジャーズ

アイアンマン3

キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャー

ガーディアンズオブギャラクシー

アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン

アントマン

シビルウォー キャプテンアメリカ

ガーディアンズオブギャラクシー リミックス

スパイダーマン ホームカミング

マイティ・ソー バトルロイヤル

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー

アントマン&ワスプ

 

だと、個人的には思う。

大量ではあるがMCUはどれも一定以上のクオリティで、良い意味で軽いノリの映画ばかりなので見続けても苦にならないはず。

ストーリー的にはギリギリ飛ばしてもいい作品もあるかもしれないけど、キャラが魅力的なので個人的には見ておいてほしい。

偉そうに書いているが僕もブラックパンサーは結局見ていない…。

 

 

本作でMCUは一区切りとなるわけだが、思えば中学生の頃に劇場でアイアンマンを見て以来、ずっと見続けてきたシリーズなのでジーンと来てしまう。

僕のようなMCU世代の方々には是非見届けてほしい作品。

 

以下ネタバレあり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストーリー面は中々新鮮で面白い。

冒頭でサノスが死んだにもかかわらず、過去のサノスに苦しめられるという展開には意表を突かれたし、

サノスが前作でアベンジャーズに勝っているだけあって、今作でも戦闘・頭脳の両方でしっかり強敵として描かれているのがとても良い。

 

演出面。

盾を壊され、傷だらけのキャップの窮地を救う「アベンジャーズ、アッセンブル」は最高にシビれる。キャラクターが勢揃いし、最後にアントマンが巨大化して地面を突き破ってくるところも最高。

 

そしてラストでは「アイアンマンにも心はある」などの過去作ネタも効いていて本当に感動的だった。ハッピー(ジョン・ファヴロー)の演技も最高。

ちなみに皆が気になったであろう青年はアイアンマン3の発明少年らしいですね。流石にわからなかった。

 

今までのアベンジャーズ作品と比べても、笑えるシーンが特に多く、敗戦から始まる重苦しい空気をうまく和らげていた。

 

キャプテン・アメリカ対決も最高に楽しかった。もうちょっとしつこくやって飛び蹴りを炸裂させてほしかったくらいだけど、3時間もある尺は流石にのばせないか。

 

 

不満点。

洋画ではよくあることだが、暗所での戦闘シーンが多くせっかくのアクションがわかりにくいところもあった。

最後の女性ヒーロー集合シーンがちょっとわざとらしいし、やはりブラックウィドウがいないのでしまらない。

トニーの他、キャップとソーも今作で引退となるわけだが3人分の卒業シーンがあるのは少しくどかった印象。特にキャップはバッキーを差し置いてファルコンに盾を渡すのがなんともいえない…。

別に原作に忠実でなくてもいいが、今までの流れを考えると流石にここはバッキーに渡してほしかった。(ブラックパンサーに伏線があったのかもしれないので一応今度見ておこう…)

 

 

そんな感じで細かい不満はあるものの、唯一無二の感動をもたらしてくれた、素晴らしい作品だった。

後追いでいくつかシネマティックユニバースはあるものの、こんな作品はそうそう現れないと思うので、是非とも見ておいてほしい。