泥沼記

The Last of Us Part Ⅱ 序盤の感想

滅茶苦茶期待していたゲーム。無期限発売延期になったときは絶望していたが1ヶ月程度ですんでよかった。

※明確なネタバレはありませんが、スクショやストーリーに関する漠然とした記述があるので気になる方は注意。

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期待していただけに初めの緩やかな展開で無難な続編になってやしないかと少し不安を覚えてしまったが、全くそんなことはなく一気に引っ張り込まれてしまった。やはり先の見える陳腐な展開は用意されていないようなので、後のストーリーも非常に楽しみ。

 

殆ど一本道だった前作に比べて今回はステージが広くなってて探索が楽しい。

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オープンワールドゲームでは物語の当初の目的を忘れて散策しがちだが、このシステムならストーリーへの感情移入を失わずに自由度を楽しめる。

 

ゲーム性は前作と同じくステルス&ホラー。感染者を相手にするときの緊張感は半端ないし、人間を相手取るときはまるでメタルギアソリッド

 

しばらく遊んでから気づいたのが流血表現のリアルさ。赤黒い流血は今までに遊んだどのゲームよりも生々しい。そしてこの流血も含め、今作が誇る「徹底的な暴力の描写」は前作のグラフィックでは到底表現できなかったものだろう。一部の表現が差し替えられているとはいえ、イベントシーンで描かれる暴力の残虐性は表現規制でさえ覆い隠すことができていない。(ただゲームパートでは規制のせいで違和感を覚えるところも少しある)

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またグラフィックの進化でゲーム中の迫力も当然増している。序盤に感染者「ランナー」の群れから逃亡する場面があるのだが、走る敵に追われるというゲームではありきたりなシチュエーションでも、予想外のスリリングさを楽しめた。アンチャーテッドシリーズのスタジオということで、グラフィックだけでなくステージ作りなどの魅せ方が上手いのもあるだろうけど。

 

そして最もグラフィックの進化に感動するのが前作でも大きな魅力であった「廃墟美」。プロローグ後に訪れる都市の廃墟はもはや同じ地球が舞台とは思えないほど幻想的。

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↑この傾いたビルにやられました。

 

そんな感じで大幅な進化を遂げたThe Last of Us Part Ⅱには今のところ大満足。