OLDBOY

2003年、パク・チャヌク監督の映画。同名の日本漫画が原作となっている。

ジャケットのヤバさから陰惨な映画を覚悟して見始めたが、暗い雰囲気はそれほど無い。

先が気になるストーリーを楽しめる映画で、ほどよくコミカルで淫らな、娯楽的にも楽しめるものだった。

格闘シーンも中々いい感じで、映像的な面白さも盛り込まれているので楽しく見れる。

Primeビデオの気になっていた韓国映画はこれで見終えたかな。

以下ネタバレあり。

クライマックスはなかなか『劇』的で舌まで切っちゃう主人公の姿に唖然。

『私は獣にも劣る人間ですか、生きる権利はあるんじゃありませんか？』

わざとではないにしろ、実の娘と恋仲になったまま平然と生きてはいけない。

苦しみから解放されて『生きる』ために彼が選んだ答えは、彼女が娘だという記憶を消してしまうというもの。なかなか味わい深い結末だった。

感情移入して熱くなるようなシーンは無かったが、純粋にお話が面白い映画だった。