プリーチャー シーズン3
DCコミック原作のドラマ。
シニカルさやコメディ要素、ファンタジー要素がうまく溶け込んだ非常に個性的な雰囲気が魅力。ストーリーはぶっ飛んだ展開ではあるもののしっかり面白く、登場人物も魅力的なので、たまにある結構キツめのグロ描写が苦手でなければ誰でも楽しめる作品だと思う。格闘シーンも時々あってしっかりカッコいい。
グロ描写も痛々しいものではなく、タランティーノ的な派手な感じ。
イロモノと言えるほど個性的ではあるが、ドラマということを忘れるほど抜かりなくハイクオリティな作品(CGは流石にちゃちいけど)なので、タランティーノやマシュー・ヴォーンのような個性的な映画が好きな人には是非おすすめしたい。
以下ネタバレあり。
だいぶ前にシーズン3が追加されたものの、少し時間をあけてから見ようと思っていたら随分長く放置してしまった。
案の定シーズン2の内容はすっ飛んでいたので復習してからの視聴。1回目見たときにはセイントオブキラーの魂を調達しに行くところとか割と流してしまっていたけど、一応ジェシーの過去の伏線になってたんだなぁ。
シーズン3ではジョディが本当に良いキャラだった。
体格からも顔からも危ない雰囲気満載だけど、ジェシーに対する愛着もそれとなく漂わせていて素晴らしい。後半でのチューリップとの棒読みセクハラ講習も面白すぎる。
セクハラ講習もそうだが後半は笑えるシーン、熱いシーンが畳み掛けてくる。キャシディとダンディ吸血鬼のラブロマンスもジワジワくるし、ジェシーの魂が爆散したオールファーザーの肛門からぷりっと出てくるところなんかは最悪で最高だった。
もちろんジョディとのタイマンの決着など熱いシーンもあるので抜かりない。
シーズン4も楽しみ。