泥沼記

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

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遅ればせながら見てきました、キング・オブ・モンスターズ。

幼い頃に見たデストロイアの他にはギャレゴジ、シン・ゴジラを見た程度なので特別ファンというわけではない。そのくらいの人が見た感想として受け取っていただければ。

 

 

率直な感想としては、面白かったんだけど不完全燃焼。これは予告編の絶望感・終末感が思ったよりも感じられなかったことが大きい。

 

また、人間ドラマには正直全く感情移入できなかったので怪獣バトルの合間に挟まれる人間パートがテンポを悪くしていたのも不完全燃焼の一因。いっそのこと芹沢博士以外の人間パートは無くしてくれてもよかったかも…。

 

ラドンが街を襲うシーンの絶望感はかなり良かったのだが、肝心のキングギドラにももっと人のいる街を盛大に破壊してほしかった。個人的にはここが一番惜しいところ。

キングギドラが暴れ回り人々が逃げ惑うところところを今か今かとワクワクしながら見ていて、結局無かったのが不完全燃焼の最大の原因。一応途中でそれらしいシーン(ワシントンD.C.)はあるんだけど、ここで人間パートが優先されていて本当に残念。

その分ゴジラとの対決は存分に描かれていたので好みの問題ではある。

 

更に完全に好みの問題かもしれないが、クライマックスは怪獣バトルを人間目線で見せるシーンが多すぎたかなぁ。新鮮さや迫力はあるが怪獣同士の戦いはもっと腰を据えて見たかった。これも不完全燃焼の一因。

 

一緒に見た友人曰く、戦闘シーンなどに本家東宝ゴジラ映画のオマージュが盛り込まれていたらしく、本家へのリスペクトや拘りは素晴らしいものだった様子。

 

文句ばかり書いたが昔からのゴジラファンにはかなり好評だし、不満の多くは勝手に終末感を期待しすぎたからだと思う。