泥沼記

バイオハザードRE:3体験版

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遂に来週発売のRE:3。

3は初めてプレイしたバイオハザードということもあり非常に思い出深い作品。バイオシリーズには5以降興味を失っていたが、RE:3のトレーラーを見てバイオ熱が一気に高まった。未プレイだった6・7・RE:2に加えて、大昔にフリプでDLした初代リメイクまで今更になって遊んでしまったほど。

そんな思い入れの強い3のリメイクなのでRE:2と大して変わり映えしないゲームであっても問題なく楽しめるだろうと考えていた。

 

しかし、今回の体験版はそんな期待値を発売直前にグンと上げてくれる素晴らしい出来だった。体験版としてはちょうど良いボリュームで、サクッと遊べる中にRE:3の魅力となるであろう要素が詰まっていて、RE:2とのゲーム性の違いもしっかり感じられた。

 

まずはロケーション。2では警察署や下水道など屋内が殆どだったが、3では屋内外を問わずラクーンシティ中を探索することになる。

今回の体験版でも血みどろの路地裏からネオン輝く美しい街並みまで様々な景観を堪能できた。

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屋外から屋内に入ることで閉鎖空間の恐怖が一層強くなるのも3ならでは。また、当然建物によって内部の様子は大きく違っているため探索は更に楽しくなっている。警察署や下水道よりも身近な、量販店や飲食店などの荒れ果てた様子にゾンビによる日常の崩壊が一層強く感じられるのも良いところ。

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またシステム面でも回避が追加され、対するゾンビもRE:2より新鮮(?)なせいか少し俊敏になっているので回避の重要度は高い。

また、ナイフが大幅に仕様変更されていて、掴み攻撃に反撃として使えなくなった代わりに、耐久値が無限になりリーチも長くなった上、突きながら後ずさりや回避後のカウンターまでできるように。うまく使えば一方的に攻撃することができるためかなり戦闘力は上がっている。高難易度では回避とナイフによる銃弾節約がカギとなるだろう。

 

3の看板クリーチャーである追跡者ネメシスの存在感は抜群。タイラントの比ではない猛スピードで詰め寄ってきて、連続攻撃で大ダメージを与えてくる。

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しかも、逃げても超人的なジャンプで前に回り込んでくる。その代わり、背後からはダメージのある攻撃をしてこないので戦っていてストレスは少なく非常にうまい作り。

 

 

まとめ

RE:2は恐怖感が重視されていた本格派ホラーだったのに対して、RE:3ではホラーな雰囲気が少し和らいでスリルを楽しめるゲームになっていそうだ。

クリティカルヘッドショットの演出も少し派手になっているし、街の探索や回避アクション、ネメシス戦などの新要素によって怖い以上に楽しいと思えたので、2のホラーすぎる雰囲気が苦手だった人でも今作は楽しめるのではないだろうか。

とはいえ、もちろんREエンジンというベースは同じなので前作の恐怖感が損なわれたわけではなく、病院などは前作のステージに負けず劣らず怖くなっていることだろう。

 

追加要素自体はオリジナル版とほぼ同じだが、REになって2から3の変化をここまで感じられるとは思わなかった。俯瞰視点だったオリジナル版より屋外の開放感が強く、回避アクションの重要性や爽快感も増しているためだろうか。RE:2で満足してしまった人でも大きく上乗せで楽しめる出来が期待できる体験版だった。